EOS R6Mark II使用方法の覚え書き
これまで一眼レフしか使ったことがなかったため、ミラーレスを使い始めた時に戸惑いました。ミラーレスならではの新しい機能、一眼レフ使用時と異なる操作について書きます。5D-MarkⅣを使っていた方がEOS R6MarkⅡ+RF24-105mm F4L IS USMを新たに使うにあたり疑問に思う点をまとめました。基本的な内容も多いですが、どれか1つでもお役に立てたら幸いです。自分の備忘録としても書いています。
・5D-MarkⅣと同じ操作・設定をEOS R6MarkⅡ+RF24-105mm F4L IS USMでするには?
・親指ピントの設定方法、使い方?
・EOS R6MarkⅡ+RF24-105mm F4L IS USMならではの便利な機能

私は家族写真専門フォトグラファーとして独立し17年、自然な写真がお客様に喜ばれてこれまで2000組以上の家族撮影をしてきました。
これれまで一眼レフで設定していた基本の内容もミラーレスではボタンの変更、新設がかなりあり、初めは戸惑いました。キヤノンの一眼レフからミラーレスに乗り換えた方の参考になれば幸いです。
目次
EOS R6Mark IIで新しくできたダイヤル
●サブ電子ダイヤル2(ボディ右天面部のダイヤル)(各部の名称はこちらの2枚目の図6)
デフォルトではISO感度の設定
●コントロールリング(レンズ先端のリング)
デフォルトでは露出補正の設定(私はISO感度設定に変更している)
●動画撮影時シャッターボタン(各部の名称はこちらの1枚目の図6)
各部の名称はこちら
https://cam.start.canon/ja/C012/manual/html/UG-00_Before_0110.html
ISO感度設定
一眼レフではカメラ本体にISOと表示されたボタンがあったが、EOS R6MarkⅡではデフォルトでボディ右に新設された、天面部のダイヤルがISO感度設定のダイヤル(=サブ電子ダイヤル2)
https://cam.start.canon/ja/C012/manual/html/UG-01_Preparations_0110.html
メディア入れ忘れ防止
[カードなしレリーズ][しない]に設定
カードがないのに撮影できてしまうのでこれを設定しておけば安心。
https://cam.start.canon/ja/C012/manual/html/UG-04_Shooting-1_0380.html
レンズのコントロールリングに任意の機能を設定
レンズ先端にコントロールリングが新しくできた。デフォルトでは露出補正ができるように設定されているが、私はマニュアルで撮影しているので、この部分にISO感度が変更できるよう設定した。
https://cam.start.canon/ja/C012/manual/html/UG-09_Custom_0030.html#Custom_0030_3-5
ワンショットとサーボAIを瞬時に切り替える方法(動画撮影ボタンに登録)
被写体の動きによって、AFのモードを瞬時に切り替えるため、好みのボタンにワンショット、サーボAFの切り替えを設定しておくとよい。動画撮影ボタン以外にも登録できるボタンが複数ある。
https://cam.start.canon/ja/C012/manual/html/UG-09_Custom_0030.html#Custom_0030_3-4
学校写真:証書授与時のピン抜け防止
1.AFモードをAIサーボに設定(上記のワンショットとサーボAIをワンボタンに登録しておく)
2.*ボタンにAF開始を設定
[ボタンカスタマイズ]で設定
3.シャッターボタンのAFをOFFにしておく
[ボタンカスタマイズ]で設定
https://cam.start.canon/ja/C012/manual/html/UG-09_Custom_0030.html#Custom_0030_3-4
AIサーボ+親指ピントを設定
AFを通常のシャッターボタン半押しに設定していると、
証書授与で連続して同じ場所にピントを合わせたい時、ピントが背景に抜けてしまうことがある。
*ボタンを押すとAFが動き、その後シャッターボタンを押すとシャッターが切れるように設定しておけば、一度*ボタンでピントが合った場所にピントが固定されピントが抜けることなく撮影できる。(AIサーボは押し続けている間ピントが合うので、一度押しただけならその場所でピントが固定となる)
AFの追尾を瞬時に切り替える方法(AF-ONボタンに登録)
1.[サーボAF中の全域トラッキング]を[する]に設定、検出する被写体を[人物]に設定
https://cam.start.canon/ja/C012/manual/html/UG-05_AF-Drive_0060.html
2.[ボタン カスタマイズ]で[AF-ON]ボタンを選択し、[全域トラッキングの開始/停止]を設定
https://cam.start.canon/ja/C012/manual/html/UG-09_Custom_0030.html#Custom_0030_3-4
1日に何組か撮影する時にフォルダ分けする方法
[記録機能とカード・フォルダ選択]でフォルダを選ぶ[フォルダ作成][OK]を選択し
新しいフォルダを作成する。
https://cam.start.canon/ja/C012/manual/html/UG-08_Set-up_0040.html
撮影会などで何家族か撮影する場合、撮影後、PCでの作業時に家族ごとにフォルダ分けする作業が発生する。
撮影時にフォルダを分ければ、作業が簡略化可能。
フォルダの作成と選択で次の家族を撮影する前にフォルダを作成すればOK。
ただし、ファイル名が9999枚になると次の1枚からフォルダが自動でできてしまうため、その日の撮影前にファイル名を1からリセットしておくことが必須。
フォーカスフレームの色で現在のAFモード、ピント合焦を確認
ワンショットAF時:緑色
サーボAF時:青色
ピントが合わない時:オレンジ色
EOS 5D MarkⅣの使い方について知りたい方は
EOS 5D MarkⅣ使用方法の覚え書きについても読んで見てください。
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