写真がブレる理由と直し方|手ブレ・被写体ブレをやさしく整理
「写真がよくブレてしまう」「100枚撮ってハッキリ写ったのが少しだけ…」
そんなお声をよくうかがいます。はじめに、がっかりする気持ちに共感しつつ、仕組みが分かると必ず整っていくことをお伝えしたいです。ここでは、原因の見分け方と対処をシンプルにまとめました。
目次
ブレの原因は2種類(手ブレ/被写体ブレ)
写真のブレは大きく分けると2つです。
・手ブレ…撮影中にカメラが動いてしまったブレ
・被写体ブレ…撮影中に被写体(人や物)が動いてしまったブレ
仕上がりを見て、どちらの要素が強いかを考えると対処が決めやすくなります。
手ブレとは
シャッターが開いている間に、カメラ本体がわずかに動くことで発生します。
まずは「自分が動かない」工夫から整えるのが近道です。
・脇を軽く締めて、足は肩幅で安定
・シャッターボタンは“そっと”押す
・息を止める(押す瞬間だけでOK)
・寄りかかれる場所があれば利用
・三脚や一脚、手すりなどで安定を確保
目安:35mmフルサイズ機で、まずは1/125秒以上を目標に。慣れるほど遅い速度でも粘れますが、はじめは「少し速め」を意識すると安定します。
被写体ブレとは?
シャッターが開いている間に、被写体が動くことで発生します。お子さまは表情豊かで動きも速いので、被写体ブレの管理がとても大切です。動きに合わせてシャッタースピードを選びます。
| シャタースピード | 被写体 |
| 1/125秒 | 止まっている人・物 |
| 1/250秒 | 歩いている人(大人) |
| 1/500秒 | 走っているこども(幼稚園) |
| 1/1000秒 | 走っているこども(小学生) |
| 1/2000秒 | 野鳥 |
ブレを減らす順番(シンプル3ステップ)
1)手ブレ対策から整える
まず1/125秒以上(できれば1/250秒)に設定するか、支えになる場所を使います。
2)被写体ブレに合わせる
動きに応じて1/250〜1/1000秒へ。速くするほどブレにくくなります。
3)明るさを補う
シャッターを速くすると光が足りなくなるので、絞り(F値を小さく開ける)やISO感度を上げて明るさを確保します。
屋外は整えやすいですが、室内は光不足になりがち。被写体のスピードと露出のバランスを、その場の明るさに合わせて調整します。
室内での考え方
・シャッター速度はできるだけ確保(1/250秒以上を目安)
・絞りは開放寄りに(背景ボケも得られます)
・ISOは「ノイズよりブレの少なさ」を優先(最近のカメラはISOを上げやすいです)
・お子さまが落ち着く場所・遊びに夢中なタイミングを選ぶと、被写体ブレが減ります
見直しチェックリスト(困ったら上から順に)
・カメラの支え方は安定している?
・シャッタースピードは十分速い?
・被写体の動きに合う速度にできている?
・暗さは絞りとISOで補えている?
・お子さまが落ち着ける流れ・場所になっている?
動画(仕組みを目で見る)
手ブレ・被写体ブレを、シャッターの動きと一緒に実演した動画です。文字で分かりにくいときにどうぞ。
まとめ
お子さまはその日のコンディションで動き方も表情も変わります。思い通りにいかない瞬間も、あとで見返すと愛おしいワンシーン。無理をせず、お子さまのペースをいちばんに。できる範囲で設定を整えるだけでも、写真はぐっと安定していきます。
(ご希望があれば、よく撮る場所や時間帯・お子さまの様子に合わせた設定の目安をご提案します。ご相談はいつでもどうぞ。)

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