証書授与を落ち着いて撮るために|カメラ設定と心構えのメモ
小学校の証書授与を初めて撮ると、露出や立ち位置、AFの迷いが重なって不安になりますよね。式典はやり直しが効かないからこそ、当日を落ち着いて迎えられる準備を、私の経験からやさしく整理しました。小さな確認の積み重ねで、確実に撮影できるようになります。
目次
証書授与とは
小学校(中学校・幼稚園もおおよそ同様)の卒業式で、生徒が校長先生から一人ずつ証書を受け取る場面です。撮影は数秒で終わるため、事前準備と手順化が安心につながります。
必要な機材(例)
メイン:三脚+70–200mm+クリップオンストロボ
サブ :肩掛けのボディ+24–105mm+クリップオンストロボ
※サブはメインにトラブルがあった際、すぐ切り替えられるよう常に準備。
露出の決め方(当日手順)
卒業式の式典が始まる前に、テスト撮影をして露出を決めてカメラに登録しておくと安心です。
- 撮影場所を決める
- ・三脚にメインカメラを据える
・セルフタイマーを利用して自分で卒業生の場所に立ち、テスト撮影をする
- シャッタースピード、絞り、ISO、ストロボ発光量をマニュアルで決める
- ・シャッタースピード:1/200(同調速度)
・絞り:F5.6 目安(必要に応じて調整)
・ISO:3200 目安(背景が落ち過ぎないよう)
・ストロボ発光量:1/8〜1/4 程度(連写時のチャージ不足を避ける)
→ 万一ストロボ不発でも顔が見える露出に。
- 色温度
- ・4800K 付近から開始し、その場の照明で微調整。
- 静音設定
- ・式典中の音配慮としてシャッターは静音モードに。
- カメラ登録
- ・確定した設定をカスタム登録(例:C1)。スナップ撮影から素早く呼び出せます。
- サブカメラも同様に登録
- ・露出・色温度を合わせ、切り替え時のズレを最小化。
- セルフタイマーを切る
- ・テスト後に必ずオフ。
- 三脚位置のマーキング
- ・床にテープで印。直前セットでも迷いません。
AF設定(親指AFのすすめ)
・合焦(親指AF)とレリーズを分離。
・一度、生徒にピントを合わせたら、親指AFは触らずにレリーズへ集中。
・背景へピントが抜ける事故を減らせます。
撮影タイミング(1人あたり3〜4枚の目安)
1枚目:生徒が所定位置で顔を上げた瞬間
2枚目:左手を出した瞬間
3枚目:右手を出した瞬間
4枚目:受け取り後、顔が上がった瞬間
※「顔を上げない/横を向く」生徒もいます。理想の瞬間を狙いつつ、取り逃さない構成で。
先生方との連携(当日前にひと声)
・補助の先生:証書を渡したら一歩下がっていただく(生徒と校長先生の間に入らないよう)。
・舞台袖の先生:運搬動線がファインダー前を横切らないタイミングで動いていただく。
よくある失敗と回避策
・セルフタイマーの切り忘れ → テスト後のチェックリストに「タイマーOFF」を追記。
・背景が真っ暗になる → ISO を上げ、同調内でSS固定。ストロボ不発時も顔が出る露出に。
・ストロボのチャージ不足 → 発光量を抑える/電池交換タイミングを事前決め。
・ピント抜け → 親指AFで分離、AFエリアは中央〜やや広めで個体差に合わせて事前検証。
・三脚位置が定まらない → 床マーキング+本番直前のミニリハ。
まとめ
証書授与は「短時間」「撮り逃し不可」の緊張感がありますが、当日の迷いをなくす準備(露出の事前確定・カスタム登録・先生方との動線共有・サブ機の即応体制)で、安定して臨めます。小さな段取りを整えて、一生に一度の瞬間を丁寧に残していきましょう。
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