集合写真の撮り方
今年は我が子もついに年長さん。
写真係になっちゃったけど、上手く撮れる自信がない…
幼稚園生活だからこそ撮れる集合写真を撮るにはどうしたらいいんだろう?
・集合写真ってそもそも何のためにあるの?
・集合写真のルールって?
・集合写真を上手く撮りたい!
私は家族写真専門フォトグラファーとして独立して16年、東京を拠点に活動。自然な写真がお客様に喜ばれてこれまで2000組以上の家族撮影をしてきました。そこでこの記事では、集合写真を上手に撮影するコツをご紹介。幼稚園を前提に説明しますが、小学校でもおおよその内容は変わりません。
お役に立てることがあれば嬉しいです。
集合写真とは?
・どんな場所、イベントだったのか?
・どんな仲間と一緒だったのか?
同じ瞬間を共有していても表情、ポーズは人それぞれ。
人によっての違いが1枚に表現されるのが集合写真の面白いところ。
「笑顔が多くて楽しそう!」
「うちの子だけ謎のポーズ…(笑)」
スマホで手軽に1人の写真が撮れる今だからこそ、
幼稚園での友達と一緒の写真や、集合写真は貴重なものだと言えます。
仕上がりサイズ=2L以上の大きさが必要
集合写真→2L版以上のサイズでプリント
理由は大人数写っているのでL版だと顔が小さくなってしまうからです。
カメラとプリントの比率の違い
デジタル一眼レフの比率は2:3。
集合写真の定番サイズの2L版、6つ切りの比率はそれよりも左右が短いです。
そのため、左右に余裕を持って撮るのが必須。
焦点距離・絞り
レンズは35mmから50mm付近使用で、
絞りはf8〜11で撮影すればOK。
望遠レンズはボケやすい特性があるので、集合写真には不向き。
ピントを置く位置
ピントを合わせる位置は人物の列の手前1/3の場所。
人物と背景の位置関係
背景に入れたいモチーフがある場合、
こどもの立ち位置と背景に適度な距離が必要。
背景の真下にこどもの列を作ってしまうと背景が上手く画面内に入らないので注意。
人物の並べ方
1番前の列のこどもを座らせる場合、女の子のスカートに注意。
声の掛け方
シャッターを切る瞬間にこどもたちに一斉に同じ言葉を言ってもらうと◎。
母音が「い」になる言葉を選べば口元が自然に横に開いて笑顔が撮れる。
まとめ
いかがでしたか?
集合写真を上手に撮るためには仕上がりをイメージ、逆算して準備することが大切です。
●画面の左右が切れる
●広角レンズを使用しf8以上の絞りを選択
私は10年以上幼稚園での撮影を行っています。
集合写真を撮影する時はこどもたちと一緒に元気な声の掛け合いを楽しんでいます。
大人が楽しんでいる様子をこどもたちは敏感に感じ取ってくれます。
今しか撮れない貴重な幼稚園生活の記録を大人も楽しんで残せたらいいですね^^
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