プロカメラマンはいつも何枚ぐらい撮ってるの?デジタルなのに安くないのはなぜ?

プロのカメラマンの撮影ってどんな感じ?何枚くらい撮っているのかしら?デジタルだとフイルム代かかからないから安く撮影できるんじゃないの?
・プロは一体何枚くらい撮影しているの?
・プロカメラマンは撮影から納品までどんなことをしているの?
・デジタルなのになんで安くできないの?

私は家族写真専門フォトグラファーとして独立して4年、自然な写真がお客様に喜ばれてこれまで1000組以上の家族撮影をしてきました。
そこでこの記事では、屋外で家族写真を撮りたいママに、プロの撮影、写真の仕上げ、デジタルとフイルムの内容について説明します。
この記事を読めば「プロが多くのシャッターを切る理由とデジタルなのに料金が安くない理由」が分かります。
デジカメで誰でも簡単に写真を楽しめる時代。プロがどんな風に写真を撮っているか知りご自身の写真撮影の際に参考になれば幸いです。
Contents
シャッターを切る枚数は納品枚数の5〜10倍
撮影枚数
写真が完成するまでの流れ
撮影から写真完成までの流れは以下の通り。(私の場合)
カメラマンによってたくさん撮影するタイプ、撮影枚数は抑えてシャッターチャンスを見極めて撮影する…方法は千差万別。
- 1. 500〜1,000枚撮影
- ※カメラはデータ消失防止のため、常にバックアップしながら撮影できるカメラを使用
- 2. 自宅のmacに写真をコピー
- 3. ハードディスクにコピー
- ・macに写真を落とすと自動的にハードディスクにコピーされるように設定している
- 4. 写真をBridge(Adobeの写真セレクト用ソフト)で選別
- ・納品候補の写真に印をつけていく
- 5. 納品枚数100枚までにしぼる(納品枚数が100枚の場合)
- 6. 写真に001から番号を付け直す
- ・お客様が見やすいように番号を付け直す
- 7. DVDに焼く
- ・DVD納品の場合はDVDを作成、WEB納品の場合はネット上のセキュリティがかかったスペースにアップロードする
- 8. お客様に納品
たくさん撮影する理由=わずかな違いが写真の良し悪しを決めるから

静止画はわずかな違いが良さを引き立てる=悪いところは目立つ
撮影中のフォトグラファーの心の中は「こどもが目をつぶるかも…」「お母さんの目元が髪で隠れるかも…」「背景に家族以外の人が大きく写りこむかも…」「このまま動いたら隣の人にぶつかるかも…」「あまり長くこのポーズを撮っているとこどもが飽きてしまうかも…」
他にも無限とも思えるポイントを気にかけながら撮影しています。
私は素敵な1枚のために同じ画角で10枚以上撮影します。
わずかな違いの積み重ねが生むバランスが整った写真をお客様に渡したいからです。
デジカメが連写の自由を与えてくれた
大量に撮影する方法はデジカメだから実現できる方法。
私は2003年〜2012年までブライダルではフイルムカメラを使用。
単純により多く撮影すれば良い写真が撮れるチャンスは上がります。
しかし同時にフイルム代が増加。
フイルム時代はデジカメのように大量に撮影することはできませんでした。
フイルム購入費用もかさむし、フイルムを交換している間は撮影ができないからです。
現在、私は30分で1,000枚撮影。36枚撮りフイルムだと27.7本分。
ブライダルでは7時間で20本撮影していました。
つまり、今はフイルムで7時間かけて撮っていた枚数をわずか30分で撮影しています。
デジカメのおかげで大量に、よりよい写真を追求できる時代に。
フイルム経費=デジタル経費
【フイルムのコスト】
・カメラ(一度買ったら20〜30年使用可能)
・フイルム代
・現像代
・プリント代
【デジタルのコスト】
・カメラ(3〜5年で買い替え)
・PC代(3〜5年で買い替え)
・パソコンソフト代
・バックアップ機材代
・メディア代
前項で「フイルム代を気にせず撮影できる」と言いましたが、それは「フイルム代がかからなくなっただけ」
デジタルは安い思っている方も多いと思いますが実際は変わりません。
フイルム時代は機材の進歩が遅く、プロは一度機材を揃えれば20年〜30年は同じカメラ、三脚、ストロボを修理しながら使えました。
しかし、デジタルはカメラ、パソコン、ソフト全ての機材の進歩が早い。
例えば映画の世界を考えてみてください。8mmフイルム→VHS→DVD→スマホ→クラウドとメディアが進歩し、新しい機材がないと再生できないですよね?写真も同じです。機材の進歩を追わなければ仕事ができない仕組み。
もし「デジカメだから安くできる」と聞いたら要注意。
デジタルでもバックアップや最新の機材を使っていれば極端に安い料金の実現は不可能。品質や信頼できる会社かよく検討してください。
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