ピントがなかなか合わない時の原因と対策

ピントが思い通りに合わせられなくて困った経験はありませんか?「思ったところにピントが合わない…」「なかなかピントが合わなくてシャッターが切れない…」
・肝心な時にピントが合わなくて撮り逃した…
・ピントが合わないのはなんで?
・ピントが合わない時どうすればいい?
私は家族写真専門フォトグラファーとして独立して14年、自然な写真がお客様に喜ばれてこれまで1000組以上の家族撮影をしてきました。
そこでこの記事では、手持ちのカメラでピントが合わない原因について説明します。
この記事を読めば「思い通りにピントを合わせる方法」が分かります。ピントが合わない原因を知り、ストレスなく撮影できるようになりましょう!
ピントが合わない理由
カメラにはピントを合わせる(以下、AF:オートフォーカス)のが苦手な被写体がある。
AFが苦手な場面 | 具体例 |
明暗差(コントラスト)が低い | 青空、単色の平面 |
非常に暗い場所 | |
強い逆光状態、光の反射が強い被写体 | 反射光の強い車のボディ |
遠いところ、近いところにある被写体がAFフレームの近くにある | おりの中の動物 |
点状の光源がAFフレームの近くにある | 夜景 |
繰り返し模様の被写体 | ビルの窓、パソコンのキーボード |
AFフレームに対してパターンが細かい被写体 | AFフレームと同じ、または小さいサイズの花など |
オートフォーカス=AFが使えない時
思い通りの場所にピントが合わせられない時、2つの方法のどちらかでピントを合わせる。
- 被写体とほぼ同じ距離にあるものにピントを固定し、構図を決め直して撮影する
- レンズのフォーカスモードをMFにし、手動でピントを合わせ撮影する
一眼レフのレンズのフォーカスモード(AF)スイッチの切り替え方
レンズに付いているオートフォーカス(AF)、マニュアルフォーカス(MF)のスイッチを切り替える。
プロがやっているピントに関する小技
●わざとピントをぼかしてから撮影
1.自分の左手をカメラの前に出してピントを合わせる
(わざとピントを大きくぼかす)
↓
2.目的の被写体にピントを合わせる
*自分がピントを合わせたい位置から離れたものに
一旦ピントを合わせることで、
(わざとピントを一度大きくぼかす)
カメラがピントを広いやすくなる。
●置きピン
1.カメラをAIサーボ+親指ピントに設定
(半押しでピントを合わせるのではなく、任意のボタンでピントを合わせる用設定)
↓
2.親指ピントでピントを合わせる
↓
3.シャッターを切る
*カメラと被写体の距離が一定で連写したい場合、
ピントを一度合わせれば何度もシャッターを切ることができる
●マニュアルフォーカスで複数枚撮影
1.マニュアルフォーカスでピントを合わせる
↓
2.ピントを合わせた前後もピントリングを動かして数枚ずつ撮っておく
*ピント合わせがシビアな被写体、
ピントの山が見にくいカメラの場合、
複数枚撮影してピントの合っている写真を後から選ぶ

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