春の砧公園で撮らせていただいた家族写真の撮り方解説

2021年に開催した砧公園での家族写真撮影会「こむの木」のお写真の一枚をご紹介すると共に、わたくし、小室さんがどんな風に撮影しているか解説します^^
ご自身でご家族のお写真を撮影する際に参考になれば嬉しいです^^

こむの木家族写真@砧公園

1.撮りたい写真のイメージを固める

赤ちゃんのご機嫌が良かったので、ママと赤ちゃんのお顔を大きく写すことで、表情の良さを生かしたい。さらにお洋服の薄紫の色が引き立つようにしたい。

2.背景にしたい場所を決める

桜をバックに撮影しつつ、薄紫のきれいなお洋服と淡い緑の背景で春らしさを出すことに。

3.光の方向を考える

赤ちゃんのお顔に日差しが直接当たるとせっかくご機嫌よく笑っているのにまぶしさからお目目を閉じてしまう恐れがあったため、目元に日差しが当たらないように逆光気味に。

4.レンズを決める

望遠レンズの圧縮効果で背景の桜が密集して咲いているのを強調できる、70-200mmの望遠レンズを選択。

5.人物のポーズを決める

赤ちゃんとママの二人だけで笑顔になれるように、向き合ってもらうことにした。

6.お客様にどのように動いてポーズを作ってもらうか考える

ただ、お顔を寄せるだけでは赤ちゃんは笑顔にならないので、離れる、近づくを繰り返してもらい、近づいた時にシャッターを切ることにした。その際に赤ちゃんとママお二人とものお顔の表情が程よくなるように角度を調整してもらい何度か撮影。

7.露出を決定する

カメラに露出をセットする。もちろんマニュアルで。今回はISO640, 1/1000, f5.6 に決定。
動きながらの撮影で晴天の場合は被写体ブレを防ぐためシャッタースピードは1/1000に固定することが多い。

8.撮影する

お客様に声をかけながら撮影する。ママに行ってもらう離れたり、近づいたりの動作の説明をするだけでなく、撮影中は私自身も「近づいて〜、離れて〜」とか「わぁ〜」とかお二人の雰囲気を見ながら声かけをして、楽しく遊んでいる雰囲気を一緒に作り上げる。
この声の掛け方が上手いとお客様や同業のカメラマンによく褒められるのが私の自慢です^^
私自身としては自分も楽しいから笑いながら撮影しているだけという感覚。

9.ベストな絵が撮影できるまで微調整する

撮影中、ファインダーを覗きながら各種確認しながら何枚か撮影を繰り返す。
【カメラ関係】
・カメラの水平が保たれているか
・露出が変わっていないか
・ピントが目的の場所に合っているか
・絞り、シャッタースピードが適正か

【被写体関係】
・目をつぶっていないか
・顔の向きが横向きすぎないか
・髪が画面の目立つ場所(目を隠しているなど…)にないか
・洋服の襟で顔が隠れていないか
・背景に不要なものが入っていないか
・赤ちゃんのご機嫌、体調に配慮(何枚か撮影していても大丈夫か?飽きていたらすぐ次の遊びに切り替える)
・ママのご様子(動きながらの撮影なので、お疲れやご無理がないか)

【被写体以外】
・被写体周辺、自分の周辺にぶつかりそうなものはないか
・日向での撮影は暑さや疲れがないか

 

今回は9項目に分けて撮影するまでの流れをご紹介しましたが、実際にはこの順番通りに思考しているというよりは、同時に考えていることも多いです。
一番大切なのは「撮りたい写真のイメージを固める」ことです。ただ漫然と被写体がかわいいからカメラで追いかけても素敵な写真は撮れないです。かわいい赤ちゃんのどんな部分をお写真として残したいのかをまず考えることで、自ずと必要な材料(背景、光の方向、露出)が決まってきます。

デジカメはフイルムと違ってISO感度の自由度が高いので露出の組み合わせも無数にあります。
自分の撮影前の意思をはっきりさせておかないと、迷いが生じてしまいます。

仕上がりをイメージして撮影を繰り返すことで徐々に自分の想い通りの写真が撮影できるようになります。それが写真の楽しさの一つだと感じています^^

使用機材:Canon EOS 5D-MarkIV, EF70-200mm f/4l USM
マニュアル露出 ISO640, S=1/1000, F5.6

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