温かさを集めています。

人を思いやる気持ちは
ふとしたところに
表れることが多いように感じます。

視線、手の表情、体の向きなど、
見過ごしてしまいそうな、
とても小さなことにこそ、
その人の考えが映るものかもしれません。

そうした相手を慈しむ温かな思いが表れる風景を
意識しながら撮っています。

人見知りの方へ

知らない人になかなか心を委ねられない、
当然のことだと思います。

恥ずかしながら、小室さんは高校生になってアルバイトをするまで、
挨拶もまともにできないようなこどもでした。

高校生の三年間、マクドナルドでアルバイトをするうちに、
徐々に明るくなり(笑)人見知りが治っていきました。

そんな小室さんなので、
人見知りのため、スタジオで笑顔の写真が撮れない方の気持ちはよく分かります。

小室さんの撮影は一般的な出張撮影より
2倍から3倍の時間をお客様と共に過ごさせていただきます。

人見知りの方には始めは距離や間合いをとり、
少しづつお話から始めて、
徐々に気持ちがほぐれてきたらポツポツ写真を撮り始めます。

気持ちが寄り添うまでの時間を大切に、
自然で素敵な表情が表れてくれるまでのプロセスも大切にしています。

カメラを向けられると固まる方へ

普段は小さなことで笑い転げる私ですが、
カメラを前にすると引きつった顔しかでてきません。

そんな私は写真が苦手なあなたの気持ちがよーくわかります。
話しているときは自然なのに、カメラを前にすると笑えない……

写されるのが苦手な私は自分の写真を写してもらう際に、
いつもこう思っていました。

「話している間の自然な表情の時に、シャッターを押してくれたらいいのに」

そんな撮られることが苦手である私が撮影する写真は
話している間に撮ったり、カメラを感じさせない自然な表情をとらえます。

スタジオでのかしこまった写真とは違った、
ナチュラルなやわらかい表情が写真になります。

特別な日と、なんでもない日の写真

大人になっても記憶に残る、こどもの頃のこと。
私の場合、近所のお姉さんの後を自転車で必死に追いかけたり、
落ち葉を拾い集めたり、
そんなささいなことが思い出されます。

さて、こども時代にも様々な節目があります。
七五三、入園、入学、卒業。
ハレの日にはもちろん写真を撮る方が多いと思います。

記念日にきちんとした写真を残すことは、もちろん素敵なことです。

しかし、そんな特別な日と同じように、
なんでもない日も写真に残してほしいのです。

お気に入りの服を着て過ごす時間。
公園で遊ぶひととき。

今は当たり前のように思える光景も
なんでもないように思える時間も、
時が経つとかけがえのないものになります。

そんな大切な時間を写真に残したい、という思いで撮影しています。